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農に生きる

新たなスタート
田原露地メロン部会 河辺祥宏さん

田原露地メロン部会に所属する河辺祥宏さんは、ハウス・露地合わせて1町ほどの面積でノーネット系の黄色いメロン「イエローキング」と、ネット系赤肉メロンの「ルピアレッド」を家族5人で栽培しています。

農家の次男として生まれた祥宏さんは、勤めていた会社を辞めて就農。今年の1月に経営移譲をし、新たな節目を迎え「自分がやっていかないといけないため、責任感は出てきたが、まだまだ教わることが多い」と話します。

 

 

栽培管理について伺うと「ハウス栽培では温度管理と灌水管理が重要で、毎日様子を見に行って、水をあげるタイミングを調整したり、温度・湿度を管理するためにハウスの開閉具合にも気を遣っている」と高品質なイエローキングを出荷するため、毎日の管理が欠かせません。

取材に訪れた4月下旬は、ハウス栽培のイエローキングの出荷が丁度スタートを切ったところでした。今年のメロンの出来について「今年はあまり病気なども出ておらず、糖度のりも良く、今のところは順調に出荷できている」と祥宏さん。しかし、気温が高くなるにつれ病気の発生や糖度ののりが悪くなったりすることが懸念されるため油断は出来ません。

田原露地メロン部会では、イエローキングは『メロン』というイメージを広めるため即売会用のビニール手提げ袋を作成するなど消費宣伝にも力を入れています。また統一出荷のため、出荷時の糖度検査の他にも、無作為に箱を開けて糖度を検査することで、より統一された品質が出荷できるよう努めています。

最後に祥宏さんは「イエローキングは、追熟いらずで購入してからすぐに食べられるのが他のメロンとの違い。日持ちもするので贈答用に最適」と魅力を語ってくれました。

 


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