みなみinfo

花きニュース

スイートピー出荷連合
第62回 日本農林漁業振興会会長賞受賞!

第62回
日本農林漁業振興会会長賞受賞

「部会員が一体となりブランド化、高品質化を推進するスイートピー生産」として、JA愛知みなみスイートピー出荷連合が「令和5年度日本農林漁業振興会会長賞 園芸部門」で見事受賞!
2023年11月23日(木)、明治神宮会館にて行われた表彰式に出席し、11月28日(火)には田原市長へ表敬訪問しました。

また2023年2月には、スイートピー産地では初めての受賞となる「第52回日本農業賞(集団組織の部 大賞(農林水産大臣賞))」も受賞しています。

生産者(前列)と歴代部会代表者(後列)

スイートピー出荷連合
昭和63年に研究会として発足、平成7年6月に現出荷連合となった。
年間出荷量は約200万本で、栽培品種はアプリコット、雪の華、マリアージュなど約25品種。

「スイートピー出荷連合」が評価された3つの取り組み 

 

評価された取り組み 其の1   

高級路線の市場開拓で、平均単価『1.7倍』を実現

バブルが崩壊した平成3年以降、スイートピーの単価は落ち込み、全国の産地ではそれを補うため大量生産に取り組みました。全国的に薄利多売傾向の中、スイートピー出荷連合は、今後の存続と方向性を話し合い、出荷量ではなく品質重視の取組を始めます。高品質なスイートピーは「花が大きい」「輪数が多い」「花茎が太くて長い」「日持ち期間が長い」この4つの条件がポイントになるため、スイートピー出荷連合はまずそれらの品質の向上を目指しました。

栽培面では高温抑制や樹への負担軽減を目的に、独自の「スリットマルチ」や「止め吉」という資材の開発。また、3月の需要期を見据え、収量減になるが、春に丈が長く大きな花を咲かせる「春系品種」を重点品種に選定しました。

出荷面では、各部会員が選別強化に取り組み、検査態勢を役員検査とJA検査の2段階で実施した結果、最等級の秀品率は著しく低下したものの、全体的な単価の底上げが実現されました。

輸送面では、「扇型箱詰め方式」を導入したことで輸送中の花傷みの大幅な軽減に成功し、また箱を開けた時のインパクトや美しい見栄えはスイートピー出荷連合のイメージアップにも繋がりました。

販売面では、市場と連携しマーケットの最上位に位置する「高級花ニーズ」の開拓に取り組み、強みである絶対的な品質を活かし業務関係や高級店への提案を行うことで、一般的なスイートピーよりも「逸脱した価格」を創出しました。

そういった取り組みの結果として現在では、高品質産地としての地位を確立し、単価は全国平均の『1.7倍』となりました。

 

 

評価された取り組み 其の2   

最新技術導入でさらなる高みへ

スイートピーの生育は、気温や湿度、日照時間など天候に大きく影響されます。どのような気象条件でも安定して高品質なスイートピーを出荷するため、最新のスマート農業技術を導入しています。

LEDランプ
平成24年から補光試験として導入しました。

ヒートポンプ
平成30年頃から導入。スイートピーの天敵である暑さや湿気を抑制し、適度の栽培環境をコントロールすることで花シミの発生もなくなりました。

炭酸ガス発生機
令和3年から試験導入。他品目では、この装置によって収量増加の成功例がありますが、ハウス内のCO2濃度が高まると、スイートピーは落蕾が発生しやすくなる傾向にります。まだ更なる実証実験が必要ですが、生育遅延の軽減や品質の向上が期待されます。

環境モニタリングシステム
「あぐりログ」を令和3年から導入。温度、湿度、CO2などを数値化し常時スマートフォンで確認することで、ハウス内の環境を常に把握できるようになりました。環境を「見える化」させることで、生育が順調なハウスの情報を部会員同士で簡単に共有できるようになり、品質の安定にも繋がりました。

 

評価された取り組み 其の3   

世界一のスイートピーを目指し

当出荷連合のスイートピーは、農水省輸出拡大戦略に基づく輸出重点品目の輸出地リストに登録されており、数年前から取引市場と連携し、海外バイヤーの受け入れや、海外のトレードフェアに参加しています。
輸出は『価格』よりも長時間の輸送に耐え、現地で十分な『価値を提供できる品質』のスイートピーが重視されます。当出荷連合はそのハードルを乗り越えるべく、2021年より本格的に海外マーケットへの輸出をスタートさせました。
2023年の3月には、オーストラリアのバイヤーが視察に訪れ「日本一のスイートピーと聞いて、来日してすぐ訪問させていただきました。オーストラリアにもスイートピーはありますが、こんなに美しいスイートピーは初めて見ました」と嬉しい言葉をいただいています。

 
「日本一のスイートピー」から「世界一のスイートピー」と呼ばれる日も近いのではないでしょうか。


ページトップ