みなみinfo

農に生きる

一から親の背中を見て学ぶ
カスミソウ出荷連合 河合宏星さん

カスミソウ出荷連合に所属する河合宏星さんは、父親と祖父母の4名で「スターマイン」という品種のカスミソウを栽培しています。スターマインは、花が大きく真っ白な見た目で、秀品率が高い品種です。また、河合さんはカスミソウと並行しながらキャベツの出荷も行っており「10月から6月は特に忙しく、休みがないのが大変。今が頑張りどき」と話します。

 

 

河合さんが所属するカスミソウ出荷連合は、部会員8名と人数が多い部会ではありませんが、品質・日持ちの良さは市場からも認められるほどです。少ない人数でも、市場から求められたときにはいつでも対応できるよう、常時カスミソウがある状態を維持するとともに、ブライダルや卒業シーズン等の需要期に多く出荷できるようにカスミソウ出荷連合は一丸となって取り組んでいます。

 

 

河合さんは、高校卒業後そのまま就農し、今年で4年になります。「栽培管理のことについて詳しくは分からないが、仕事をしながら少しずつ覚えている」と、父親の下で農業について一から勉強の日々を送っています。そんな話をしていると河合さんの父・慎一郎さんが「これを機に覚えよう」と栽培方法や出荷までの大切な作業について話し始めてくれました。その中で、出荷前の選別が重要だと話し「茎が曲がっていたり、花が一つでも取れていたりするものは、一番品質の良い「秀」では出荷しない。厳しく見るからこそ市場から良い評価をもらえている」と教えてくれました。

 

 

最後に今後の目標を尋ねると「農家が減少する中、儲かる経営方法を考えていきたい」と意気込みを語ってくれました。

 


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