みなみinfo
JA愛知みなみグロリオサ出荷連合の「グロリオサ」が出荷最盛期を迎え、国内のみならず海外への輸出も行われています。
輸出が始まった2015年は、アジア圏を中心に約3,400本ほどが輸出されていました。9年後の2024年には、約6万3,000本が中国、オーストラリア、シンガポールなど約20ヶ国へ輸出され、2022年オランダで開催されたアルメーレ国際園芸博覧会のコンテストで賞を受賞したことなどをきっかけに輸出量は増加傾向をたどっています。品質と日持ちの良さが高く評価されており、更に米国や欧州方面への販路拡大も進んでいます。海外では、特に大輪や中輪で赤やオレンジの華やかなグロリオサが人気で、そのニーズに対応した品種を輸出しています。
同出荷連合は、他産地との差別化を図るため長い年月をかけて品種開発を行っています。開発段階で得た暑さや寒さに強い品種を残していくことで、年間を通して高品質なグロリオサを安定出荷できる体制を築き、近年の異常気象へも対応できる品種を栽培しています。
県内1位の出荷量を誇るグロリオサ出荷連合は今年度、生産者6名で年間約45万本を関東、関西地区および海外へ出荷する予定です。