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第24回 通常総代会開催

問題解決に向けて取り組み
「ありがとう」と言われるJAを目指す

 

6月24日、渥美文化会館において「第24回通常総代会」が開催されました。
当日は総代定数500名、総代数499名の内、437名(本人出席358、書面出席79名)が出席しました。

各地区の総代をはじめ、行政や連合会関係者を来賓に招き行われた総代会は、間瀬浩文専務の「開会のことば」によって開会。続いて鈴木照彦組合長の挨拶では、日頃のJA事業へのご理解とご協力に感謝を述べると共に、今後も変わらぬご支援をお願いしました。

続いて、議長に選任された太田貴浩さんによって円滑に議事が進められ、総代会に先立ち行われた地区別総代説明会にて、議案の詳しい説明が行われていたことから、上程された4議案及び附帯決議案は原案通り速やかに全て承認・可決されました。

この他に、当JAの組合員表彰規程に基づき、品評会等で好成績を収めた組合員に対しての表彰も行われました。(表彰者は最下部のとおり)

 

組合長挨拶(抜粋)

令和6年度を振り返りますと、農家経営におきましては、長引く円安や不安定な世界情勢により生産資材価格は高騰・高止まりが続き、生産コスト上昇分を販売価格へ転嫁できないことから経営継続が危ぶまれる状況となっています。価格転嫁の問題については、農畜産物の適正な価格形成に向けた関連法が新たに「食料システム法」として、国会で可決成立し、問題解決に向けて大きく前進いたしました。また、地球温暖化 が原因とされる異常気象が全国で発生し、農畜産物への被害の増加も顕著になっています。そうした状況への対策として栽培と品種の両面からの開発が緊急を要する課題と考えら れますが、生産コストが高止まりしている現在、是非とも生産効率が高く、そして安価に取り組めるものを開発していただきたいという旨を関係機関に働きかけをしているところです。

更に間近では、トランプ関税が世界中に大きな波紋を広げており、農畜産物への影響など農業を取り巻く環境についても一段と厳しい状況が続いていくものと思われます。

次に、JAの事業を振り返りますと、経済事業の販売品販売取扱高は503億7千万円、購買品供給取扱高は158億3千万円となりました。販売事業では、花き部門は取扱高198億4千万円、青果農産部門は取扱高204億6千万円、畜産部門は取扱高98億9千万円でJA全体の販売品販売取扱高は、平成29年度以来7年ぶりに500億円を超える取扱高となりました。しかしながら、花き・青果の出荷量においては極端な気象現象の影響などにより多くの品目が昨年より減少する結果となりました。信用事業では貯金残高1,980億円となり、共済事業では長期共済新契約高は308億1千万円となりました。事業損益面では、事業総利益は60億8千万円、事業利益は5億9千万円で7千万円増加しました。JA経営においては、金融情勢の変化等により信用・共済事業の従来のような経営利益確保は難しく、今後、収益の減少が続くことが見込まれています。

このような情勢下、JA愛知みなみは経営理念や基本方針のもと、自己改革の柱である「農家所得増大」に加えて「持続可能な農業の実現」に向けて、集出荷場の整備などの将来を見据えた戦略的な設備投資や機構改革も進めて参りました。組合員・農家の皆さまが安心して利用し、そして、生産・出荷していただけるよう、役職員一丸となり積極的に取り組んでいるところです。また、現在進行中の第9次中期経営計画を着実に実践し、その達成を目指して事業運営に取り組み、組合員の皆さまから信頼され「ありがとう」と言ってもらえるJAを目指してまいります。

今後も、何卒変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

 

組合員表彰(敬称略)


  • 令和6年度第2回あいち牛枝肉共励会

    東海農政局長賞
    肉牛 株式会社 伊藤牧場

  • 第26回田原市・JA愛知みなみ
    園芸農産物総合品評会

    農林水産大臣賞
    ブロッコリー 鈴木 利充

第73回関東東海花の展覧会
  • 農林水産大臣賞
    スプレーぎく 宮川 直士

  • 農林水産省農産局長省
    モンステラ 渡辺 瞬
    アルストロメリア 惣卜 忠好

  • 全国農業協同組合中央会長賞
    輪菊 大羽 孝治
    フィロデンドロン 小久保 勝大

  • 農林水産省東海農政局長賞
    輪菊 杉原 佑輔


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