みなみinfo

農に生きる

早朝収穫が美味しさの秘訣
トンネルスイートコーン出荷連合 萩原剛さん

トンネルスイートコーン出荷連合に所属する萩原剛さんは、両親とパート2名とともに、5,400坪の畑でスイートコーンを栽培しています。栽培品種は、定番のゴールドラッシュやフルーティで甘味が強いサニーショコラ、ホワイトショコラの3品種を栽培しています。

スイートコーンは、1つの株から3本の実がなります。1番上の実を1本目とし、1本目はスイートコーンとして、2本目はベビーコーンとして収穫します。3本目は受粉がうまくいかず先端に実がつかなくなる「先端不稔」になりやすいため、収穫しないことが多いそうです。

 

 

ベビーコーンの出荷は5月中旬から6月下旬、スイートコーンは6月上旬から7月上旬まで続きます。萩原さんは「交配、消毒、日々の管理、どの作業もスイートコーンの出来を左右する重要な作業。手をかけた分だけよいものが出来、手を抜けばそれなりのもにしかならない」と力強く話します。また、スイートコーンは夜に糖分を蓄えるため、糖度が最も高い早朝に収穫することで、より美味しいスイートコーンを出荷することが出来ます。取材を行った日は、早朝の4時前からすでに収穫作業を開始しており「朝が早いのは大変です」と心の内を教えてくれました。

 

 

トンネルスイートコーン出荷連合のスイートコーンは、管理・品質ともに市場から高く評価されています。今年の出来について萩原さんは「3月下旬の冷え込みが影響しているのか、例年よりサイズが小さいものが多いが、糖度のある美味しいスイートコーンになった」と笑顔で話します。

最後に今後の目標について尋ねると「2年前に経営を引き継いだことで、仕事に一層身が入るが、まだまだ勉強中。家庭と仕事を両立させて、いつか父を超えることが目標」と意気込みを語ってくれました。

 


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