８月２８日、ＪＡ愛知みなみは田原市管内で「第４０回田原市・ＪＡ愛知みなみ夏ぎくほ場共進会」を開催しました。出品されたほ場は「精の一世」１２点、「精の光彩」２点の合計１４点。その中から渡會信幸さんが出品したほ場（精の一世）が最高位の愛知県知事に輝きました。
渡會さんのほ場は、全体の生育・開花の揃いが優れ、ボリューム感のある草姿が目を引き、高い収量性と秀品率が見込まれると評価されました。
今年で４０回目を迎えた同共進会は、田原市内の夏ぎく栽培技術の改善と品質向上を図り、生産者の経営安定を目的に毎年開催されています。審査は、愛知県東三河農林水産事務所田原農業改良普及課、ＪＡあいち経済連、ＪＡ愛知みなみ輪菊部会員の計９名により、品質、揃い、収量性、栽培管理などを総合的に審査が行われました。

 

審査長を務めた田原農業改良普及課の黄木憲秀課長は「梅雨明けが早く、高温少雨により施設内の温度が常に高い環境となり、栽培管理が難しい作型であったが、施設内が高温にならないよう遮光剤や内張カーテンを使用し工夫していると感じた。また、ほ場の特性に合わせた管理が行われ、出品されたいずれのほ場も、施設の谷付近の開花が遅延しやすい場所でも揃って開花しており、ロスの少ない栽培が行われていた」と講評しました。
共進会の翌日には、栽培技術向上のため上位入賞ほ場の巡回を行い、ほ場の特性に合わせた管理方法など、産地全体の栽培技術向上に向け情報を共有しました。

 

受賞者一覧（敬称略）

◆愛知県知事賞
　精の一世　　　渡會　信幸　（小塩津町）

◆田原市長賞
　精の一世　　　杉原　　斉　

◆愛知県花き温室園芸組合連合会長賞
　精の一世　　　大羽　俊輔

◆愛知県農業協同組合中央会長賞
　精の一世　　　石井　義久

◆愛知県経済農業協同組合連合会経営管理委員会長賞
　精の一世　　　仲神　充基

◆東海地域花き普及・振興協議会長賞
　精の一世　　　千賀　篤人

◆愛知みなみ農業協同組合長賞
　精の一世　　　鈴木　憲一

◆愛知みなみほ場共進会長賞
　精の一世　　　大場　信幸