みなみinfo
10月9日、田原洋菜部会は創立60周年を記念して、田原市にある崋山会館で記念式典を開催しました。山下政良田原市長をはじめ、取引市場12社、関係機関16社、部会員65名、JA役職員ら総勢約130名が出席し、これまでの部会の歴史を振り返り関係者に感謝するとともに、今後の部会の発展を願いました。
同部会は、1966年に発足。当時作成された規約により団結力、組織力が高まり産地としての基盤が確立されました。その後、1982年に鮮度保持を目的に真空予冷庫を導入、1993年に鮮度を表す葉付きブロッコリーを導入、1995年に作業効率化のためブロッコリーの横詰めの導入を全国に先駆けて行いました。葉付きブロッコリーと横詰めは、その後、全国に広がり出荷形態の主流となっています。
長神寿敏部会長は挨拶で、これまでの歴史を築き上げた先人、関係各社、部会員らに感謝を述べるとともに「未来を担う次世代に田原市の農業を継承し、70周年100周年とさらに歴史を積み重ねられるよう、一層努力をしていく」と述べました。
鈴木照彦組合長は「全国に先駆けて真空予冷装置を導入し、野菜の鮮度保持出荷をいち早く取り入れてきた。JAとしても引き続き経営支援を行い販路拡大に努めていく所存である」と述べました。
同部会は、現在206名が所属し、ブロッコリー、葉付きブロッコリー、リーフ系レタス、セルリー、レッドキャベツ、玉レタス、カリフラワー、うずまきを栽培する組織で、主力のブロッコリーは全国有数の産地です。今後も主要産地として、品質向上に向けて先陣を切って洋菜類の栽培に努めていきます。


